■ 多数のCG作家により、CG制作方法をレクチャー
上巻は,「顔」という,美少女CGを描くにあたってメインともいうべき要素でしたが,下巻では,「背景」や「衣服」という脇役的な要素を取り上げています。
確かに、美少女CGの本質は人物であり,人物のもっとも本質的な部分は「顔」にあるということは否定できません。
しかし,いくら「顔」が上手に描けても,「背景」や「衣服」などがおざなりでは,肝心の「顔」までくすんで見えてしまいます。また,メインの人物よりもサブである「背景」の方が,高い画力を要求されるケースが少なくありません。
「衣服」についても,同じことが言えます。複雑な影を落とすことが少なくない上,質感も肌とは異なります。これも,描き手の経験と観察力が如実に反映されるポイントです。
■ デジコミPRESS編集部だからできる充実した作家陣
第一線で活躍する原画家やグラフィッカーのほか、気鋭の新人作家など、CG解説書の老舗だからできる充実した作家陣で初心者にも分かりやすく解説。
■ 背景や衣服の着色
「背景」や「衣服」で現実味をもたせるには、環境光の照り返しなど、美術的な知識が要求されます。本書では、さまざまな観点から背景・衣服の制作方法にアプローチします。
[主な内容]
●カラー・グラビア
●テクニック集 主なポイント
7600YEN | チョーク・ブラシで雲の粒状感を表現する | Aria | 調整レイヤーを使い色合いを調節 |
Astep | しっかりレイヤー分けして効率よく塗る | Frio-G | Painterのカスタムブラシを使う |
GODY | 質感に注意して細かい陰影を描く | NAO | クイックマスクで効率的にパーツ分け |
Rai | 半透明素材を表現する | ryouta | 背景素材を加工して人物との親和性を図る |
Taw | Painterの水彩ツールで質感を表現する | あおじる | ブラシ・ツールを使った微妙な色彩表現 |
あきもと大 | 服の影をやわらかに表現するには | うーりん | 服の質感をテクスチャで表現 |
ヴィダル | コントラストに注意した質感の表現法 | うに | 人物にかかる環境光を効果的に表現するには |
うみのとも | カスタムブラシでハイライトを表現 | カドイラサ | 部分的に主線の色を変えメリハリをつける |
かぼす | フィルタを使った手軽な背景 | くーぴー2 | 消しゴムツールやボカシツールで服の影を表現 |
くさなぎ ほむら | 物体が人物に落とす影に注意する | こやまひろかず | Painterのブラシツールで質感や遠近感を表現 |
さかざき咲羅 | フィルタを使って物体特有の質感を表現 | さくや朔日 | ボカしを使った効果的な遠近感の出し方 |
ザンクロー | エアブラシで服のやわらかな質感を出す | しきがみあずま | レイヤーをグループ化して効率的に着色 |
じじ | 覆い焼きで効果的に光を表現する | スズキケンイチ | 自由変形で集中線を作成 |
スヌイオト | 水彩ブラシを使った多彩な質感表現 | タ・カーナ | 物体の落とす影に注意して着色 |
チャリティー川上 | レイヤーマスクを使って人物と背景を簡単に調整 | ちゃんしー | 調整レイヤーで服の陰影を微妙に調節 |
とがわはなまる | パワートーンを使って背景を加工 | とろ | 素材を使った効果的な背景の作成 |
ないぺた | 水着の柄を工夫して塗る | ねこねこ | 明暗の段階に応じてレイヤーを分ける |
はしもとしん | 鉛筆ツールでラフなタッチの着色 | フミオ | セル絵調の塗りで立体感を出す |
ぽに犬 | テクスチャパターンを使って背景を作成 | みけおう | ボカしたレイヤーを重ねて柔らかさを表現 |
みぞぐちnao | 効果的なハイライトでやわらかなイメージに | ももんが | パターンの定義で服の模様を作成 |
ゆーいち | 「色相・彩度」を使って全体のイメージを変更 | あきもと大 | 質感に注意して小物を着色 |
ゆいまゆたか | 背景はそれぞれ別レイヤーに着色しておく | よしずな | グラデーション・ツールでキレイな背景を作成 |
らんぶうはらりん | フィルタを駆使して絵のクオリティを上げる | れおんぱあぷる | Illustratorで背景素材を作成 |
宮村和生 | チャンネルを使いファイルサイズを抑える | 桐生葉月 | 人物が落とす影に注意して背景を描く |
午後の緑茶 | 素材に注意し服を描きわける | 間優月 | 雲模様フィルタで木々の緑を演出する |
桜吹雪 | Painterでキレイなアナログタッチを表現 | 山本七式 | 焼き込みカラーで陰影を出す |
止田卓史 | テクスチャを効果的に使い,質感を表現 | 紫雨陽樹 | フィルタで作った空に効果を加える |
紫桜露草 | PhotoshopとPainterを併用した背景描写 | 秋瀬るり | ペンツールで効果的にセル塗りを表現 |
習志野ゾーイ | [自由な形に]でオブジェクトに画像を貼り込む | 重戦車工房 | Painterで背景を描き,Photoshopで調整 |
榛名まお | 矩形ツールで幾何的な背景を描く | 神楽水樹 | パスやラインツールを使った正確な着色 |
神代ゆうき | 調整レイヤーでいつでも色合いを変更できる | 神之みわざ | 透明感のある雲を描く効果的な配置 |
水瀬 凛 | 加工した写真を背景に使う | 雪代桜 | ボカした線画フローターを作り主線を強調 |
浅木アスカ | PhotoshopとPainterを併用して効率的に塗る | 早瀬あきら | 乗算モードを使って人物の落とす影を把握する |
相沢美良 | クイックマスクで人物のアウトラインを取る | 沢田ビンゴ(株) | 色調を反転したレイヤーを差の絶対値で重ねる |
智のしっぽ | レイヤーのグループ化でハミ出しを防ぐ | 池田ヤスヒロ | 背景素材と人物をきれいになじませるには |
中臣亮 | グレースケール画像を重ねて陰影部分を調整 | 椎名咲月 | 水彩ブラシを塗り重ね周囲の色に馴染ませる |
堤利一郎 | 背景に「ドライ・インク」と「水筆」を使う | 冬威 | 調整レイヤーで金属の質感を表現 |
冬木あきら | 布地の質感を調整レイヤーを使って出す | 東雲一彦 | 遠景を意識した距離感のあるイラスト |
藤咲あきら | テクスチャで服の布地を表現 | 那眞 | 不透明度を使って出す深い色合い |
如月かん奈 | アルファチャンネルを使い効率的に着色 | 猫月 彩 | 透明部分の保護でハミ出しを防ぐ |
猫月戎時 | 仕上がりイメージを変える微妙な色調補正 | 箸井地図 | 作業中にCMYKで印刷時の色味を確認 |
八本松 | フィルタを使い水の飛沫を表現 | 姫野裕紀 | 逆光フィルタで効果的な光源の表現 |
氷上 優 | フリーハンドで描いた文字を加工 | 風紋忍 | 細部にこだわらず服を着色 |
平山ひろかず | 光源を意識して距離感を表現する | 壁 | 描画モードを工夫して縞模様を塗る |
片松天籟 | 服の材質に注意して質感を表現 | 片瀬優 | ライン・ツールでチェック模様を表現 |
巳倉みやま | テクスチャを使って質感を表現する | 椋本夏夜 | Painterの水彩でアナログのような透明感を |
恋川春町 | 光源に注意して背景を作成 | 瀬巳 汐 | 手描きパターンを取り込んで質感を出す |
秕 帷苓 | 陰影を意識しながら雰囲気や立体感を出す | ゆいまゆたか | 描画モードの乗算と覆い焼きを活用 |
●パス講座
実践編
●ソフト紹介
PDF作成ソフト/レイアウトソフト/ドロー・ソフト/フォトレタッチ・ソフト/素材集
※ 内容が一部異なる場合があります。ご了承ください。
[バックナンバー]
デジタル美少女制作テクニック 上巻
|