本書は、CGを描く際に特に難しいとされる「衣服」の塗り方を中心に、包括的に解説する画期的なHow To本です。
■コスチュームについて
魅力的なキャラクターを描くためには、着衣のデザイン、服のしわの方向、布の質感の出し方など、重要なポイントを理解していなければなりません。ここでは「制服」という切り口で、それぞれのCG作家が、異なるデザイン・質感の10種類の制服を、それぞれの方法で解説しています。
■原画の描き方
CGはコンピュータ上で行うと言っても、どの時点でデジタル・データに変換するかによって、その制作工程は大幅に異なります。ここではタブレットと呼ばれるペン型の入力装置で直接描き始める場合と、紙にイラストを描いてスキャナで取り込む場合に分けて、その違いと注意点を紹介します。
■着色について
キャラクターに魂を吹き込む作業は、すべて着色にかかっている――と言っても過言ではありません。現役CG制作者10人の記事から、それぞれの色計画と、アプリケーション・ソフトの効果的な使い方を学んでみましょう。
[主な内容]
●カラー・グラビア
●クリエイターズ・チュートリアル
POINT
ちょっとしたエッセンスを加えて既存の制服にオリジナリティを出す!
秋瀬 るり
PCに頼り切らず,個々の作業で作品全体を俯瞰する
重者戦車工房
新しく制服を作るときは,あらかじめ設定などを描いてイメージを確立させよう
あきもと 大
彩度と明度を調節して,不思議な世界観を表現する
ザンクロー
全体に中間色を使って,独特の世界観を演出する
風見 春樹
CGも画材の一つ!技術はシンプルでもいいから,絵としての基本をしっかり守って描こう
あおい ゆーじ
解像度の概念を理解し,マシンに負担をかけない作業工程を目指す
ちゃんしー
パスで主線を描いた場合も,強弱に気を付けよう
萩原 音泉
光源の位置を考え,影やハイライトは必要以上に描き込まないようにする
白凪 マサ
「アニメ」塗りを基本に細かいメリハリをきかせる!
フミオ
●グラフィックソフト ツール紹介
Adobe Photoshop 5.5/Adobe Illustrator 9.0/Painter 5
●クリエイターズ・ノート
●特別添付CD-ROM
各作家の本誌紹介CG作品/Adobe Photoshop5.5日本語版体験版などを収録
雑誌コード 61479-02 ISBN4-87593-903-5 C9471 \2500E
※ 内容が一部異なる場合があります。ご了承ください。
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