平成10年11月、文部省より平成14年度から実施される新学習指導要領案が発表された。今回の改訂の目玉は、総合的な学習の時間の新説----つまり、子どもたちが自ら課題を見つけ、自ら解決する力をつけることを目標にしています。 今までの「教師が教える授業」から、「子どもが自分で学ぶ授業」へと学校は変わる。そして、そのためには、情報の宝庫でありコミュニケーションの道具でもあるインターネットは欠かすことができません。
ところが、これからインターネットを始めようと思っている先生方や、個人的にはインターネットを使っている先生でも、授業でどう使うかになるとそこで止まってしまうことが少なくないのが実情でしょう。
そこで、本書では、そんな先生方に、「なぜ学校でインターネットが必要なのか」「情報教育とは何か」「どんなことに気をつければ良いのか」など、今、学校現場の教師が知りたい情報教育の疑問や悩みに筆者の経験を交えて、ズバリ答えています。本書を読んでくださった先生方を通じて、たくさんの子ども達が生き生きと課題解決学習に取り組んでくれることを望んでいます。
[主な内容]
●第1章 なぜ学校にインターネットが必要か
2001年すべての学校がネットワークでつながる/情報教育とは?/インターネットの役割/育てたい情報モラル
●第2章 インターネットを知ろう
インターネットでできること・できないこと/インターネットに必要なもの
●第3章 インターネットの問題点も知ろう
匿名性によって起こる問題/学校間格差が出てくる/担当者への負担が大きい
●第4章 ホームページで情報収集
URLやドメイン名の意味/ネットサーフィンの基本/[事例紹介]
●第5章 電子メールで交流しよう
電子メールの仕組み/学校でどう使うか/[事例紹介]
●第6章 積極的に情報発信しよう
何を,何のために情報発信するのか/ホームページを作ろう
●第7章 進む学校間交流や共同学習
交流学習や共同学習で大切なこと/電子メールでの交流/[事例紹介]
●第8章 著作権意識を高めよう
著作権とは何か/ホームページ作成と著作権/個人情報掲載にも注意
●第9章 積極的に取り組んでいる先生の事例紹介
小学校/中学校/高校
※ 内容が一部異なる場合があります。ご了承ください。
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