「仕組み」と「使い方」
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白長須 真之介・久我 吉史 共著
2009年12月25日発売
A5判
200ページ
定価 \2,090(本体 \1,900)
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ISBN978-4-7775-1490-8 C3004 \1900E
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≪「XPモード」から「ゲーム機エミュ」まで!≫
「エミュレータ」は「パソコン」や「ゲーム機」などを、別のパソコンで動かすためのソフトです。
たとえば、「Windows 7」に搭載されている「XPモード」は、「Windows 7」上で「Windows XP」を動かすものですが、エミュレータを使っています。
また、「エミュレータ」は、Windows上でファミコンなどのゲーム機やPC-9801など古いパソコン向けのソフトを動かすことにも使われています。
このように「エミュレータ」は身近な存在ですが、どういった仕組みなのかを知っている人はあまりいません。
そこで、本書では、「コンピュータ」や「エミュレータ」の「仕組み」から、実際の「動作」まで、分かりやすく解説しています。
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■ 主な内容 ■ |
はじめに
仮想化とは何か
コンピュータの仮想化
OSの仮想化
ホストOS型/ホストOS型の例「Microsoft VirtualPC」/Virtual PCのネットワーク構成/ハイパーバイザ型/「Windows 7」の「互換性を求めた仮想化」
デスクトップの仮想化
シンクライアントの復興/ターミナル・サービス
ネットワークの仮想化
VLANでできることの例
ストレージの仮想化
「エミュレータ」とは何か
「エミュレータ」とはどういう意味なのか?/まずはコンピュータの世界を知る/地図の説明
エミュレータの中心「CPU」
CPUの役割と構造/プログラム実行の流れ/エミュレータのCPUコア/CPUコア・レジスタとは?/命令の動作/CPUの割り込み/CPUコアのエミュレーションと現実時間/CPUコアと命令の動作/CPUコアエミュレーションの種類と工夫/命令の判断/レジスタ
記憶回路「メモリ」
メモリの種類/搭載されるメモリ/メモリのアクセスの方法/エミュレータとメモリ/
メモリマップドI/O/メモリ・マッピングとは?/バンク切り替え/メモリ・アドレスからアクセスできないメモリ/メモリにおける暗号化/メモリ・ウェイト
エミュレータとグラフィック
映像が出力されるまで/昔のグラフィックと今のグラフィックの違い/エミュレータ上の表現
エミュレータと音
コンピュータと音源/エミュレータではこうなっている!/出力タイミング/サンプリング・レートと速度の関係
「ユーザーインターフェイス」と「特殊機能」
スクリーン・ショット機能/メモリの書き換え(チート)/リアルタイム・セーブ(現状復帰機能)/ムービー機能/ネットワーク対応機能
I/Oポートとは何か
I/Oポートの役割/CPU内部とのやり取り/出力と入力/出力/入力/CPUと接続されるロジック
エミュレータと割り込み
どのような用途で割り込みが使われているか
エミュレータの改造と開発環境
エミュレータというソフト/なぜ改造されないのか?/エミュレータ開発に参加するということ
エミュレータを作る前にすること
今回のターゲット
ハードウェアの構造を知る
メモリ・マップ/メモリ・マップドI/O/入出力I/Oポート/「パレットROM」と「ルックアップ・テーブルROM」/資料から得られる情報/開発環境構築/まずはキャラクタROMの表示から/Makefileの作成/CPUエミュレータ上でプログラムを動かしてみる/CPUエミュレータコアの使用とブリッジの作成/VRAMへの書き込みと画面の表示/スプライトの表示/パレットの読み込みと色の表示/キー入力とタイミングの調節/改良点
エミュレータの問題点
著作権問題/暗号化問題/エミュレータの最後
[付録1] エミュカタログ |
[付録2] エミュな言葉 |
[付録3]サーバの仮想化 |
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索引
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
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