太極拳の起源にはさまざまな説があり、定かではありません。しかし、中国の長い歴史の中で多くの人々によって伝えられ、改良され、現在のかたちに受け継がれてきました。 太極拳は、陰陽変化、剛柔相継など、哲学的な思想も内包されていますが、攻撃と防御を備えた、極めて洗練された武術でもあります。 中国・日本を問わず、健康法として愛されている太極拳を、写真をふんだんに使って初心者にも分かりやすく解説します。
簡化 二十四式太極拳とは 太極拳は、陳式、呉式、楊式、孫式、武式の五種類に大別されます。 本書で紹介する「二十四式太極拳」は、楊式に似た太極拳で、創始者にあたる李徳印と李乗慈は、初心者にも分かりやすいように作っています。 これは、1990年に北京で行われた亜州(アジア)スポーツ運動会の開会式で、日本人と中国人が共演することを目的に開発されたものだからです。この、本格的でありながらも入門用太極拳として最適な「二十四式太極拳」を、本書では紹介していきます。
[主な内容]
はじめに 太極拳の歴史 武術としての太極拳 一章 ・・・・・・ 起勢(きせい/チィシィ) 二章 ・・・・・・ 左右野馬分そう(さゆうやばぶんそう/ツォイョウイェマァフェンツン) 三章 ・・・・・・ 白鶴亮翅(はっかくりょうし/パイホゥリャンチイ) 四章 ・・・・・・ 左右樓膝拗歩(さゆうろうしつようほ/ツォイョウロウシィアオプゥ) 五章 ・・・・・・ 手揮琵琶(しゅきびわ/ショウホイピィパァ) 六章 ・・・・・・ 左右倒巻肱(さゆうとうけんこう/ツォイョウタオチュアンコン) 七章 ・・・・・・ 左攬雀尾(さらんじゃくび/ツォランチュエウェイ) 八章 ・・・・・・ 右攬雀尾(うらんじゃくび/イョウランチュイウェイ) 九章 ・・・・・・ 単鞭(たんべん/タンピェン) 十章 ・・・・・・ 雲手(うんしゅ/ユィンショウ) 十一章 ・・・・ 単鞭(たんべん/タンピェン) 十二章 ・・・・ 高探馬(こうたんば/カォタンマァ) 十三章 ・・・・ 右とう脚(うとうきゃく/イョウトゥンチャオ) 十四章 ・・・・ 双峰貫耳(そうほうかんじ/シュアンフォンクワンアル) 十五章 ・・・・ 転身左とう脚(てんしんさとうきゃく/チュアンシェンツォトゥンチァオ) 十六章 ・・・・ 左下勢独立(さかせいどくりつ/ツォシァツィトゥリィ) 十七章 ・・・・ 右下勢独立(うかせいどくりつ/イョウシァシィトゥリィ) 十八章 ・・・・ 左右穿梭(さゆうせんさ/ツォイョウチュアンスオ) 十九章 ・・・・ 海底針(かいていしん/ハイティチェン) 二十章 ・・・・ 閃通臂(せんつうひ/シャントゥンペイ) 二十一章 ・・ 転身搬欄捶(てんしんはんらんすい/チュアンシェンパンランチュイ) 二十二章 ・・ 如封似閉(じょふうじへい/ルゥフォンスゥピィ) 二十三章 ・・ 十字手(じゅうじしゅ/シィツゥショウ) 二十四章 ・・ 収勢(しゅうせい/ショウシィ) おわりに あとがき
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
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