「Excel」で学ぶ、新アプローチ!
進化ゲーム理論と遺伝的アルゴリズム
◎「協調」と「対立」のシミュレーション
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梅原 嘉介・小川 敬治 共著
2007年12月22日発売
B5変型判
216ページ
[CD-ROM付]
価格 \2,530(本体 \2,300)
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ISBN978-4-7775-1328-4 C3033 \2300E
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≪Excel VBAを使って実験!≫
最近、従来の経済学に対して、進化ゲーム理論、行動経済学、実験経済学、さらには複雑系など新たなアプローチからの取り組みが目立ってきています。これらの経済学におけるアプローチの共通基盤は、複雑な経済や社会を分析するに当たり、従来の市場の合理性の仮定だけでは不充分で、厳密な理論に加え、シミュレーション、実験などの新たな分析手法を開発し展開している点にあります。
本書では新たな経済学へのアプローチとして、このうち「進化ゲーム理論」を採り上げ、この進化ゲーム理論の基本的考え方、さらには遺伝的アルゴリズムへの展開を説明します。進化ゲームでは「囚人のジレンマ」、さらには「繰り返し囚人のジレンマ」を理論的基盤とし、この理論的根拠のもとで現実社会の複雑な状況を直視し、従来の社会的経済的な枠にとらわれずに、解の導出を図っています。そのための分析手法として、よく使われているExcelを基本に説明し、応用面で「VBA」を使って解説します。
添付CD-ROMには、「本書サンプル・プログラム」を収録しています。
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■ 主な内容 ■ |
はしがき はじめに
第1章 |
「囚人のジレンマ」から「繰り返し囚人のジレンマ」 |
[1.1] 「非ゼロ和ゲーム」の種類 |
[1.2] 合理的な選択は可能か |
[1.3] 繰り返し囚人のジレンマ |
[1.4] 検討 |
[1.5] その後の展開 |
[1.6] VBAによる説明[1] |
[1.7] VBAによる説明[2] |
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[2.1] 協調の進化プロセス |
[2.2] モデルの拡張(ノイズの導入) |
[2.3] ノイズの対処法 |
[2.4] 上品でない戦略の導入 |
[2.5] VBAによる説明[1](8戦略とノイズ) |
[2.6] VBAによる説明[2](18戦略とノイズ) |
[3.1] 「仮想生命体」の記憶戦略モデル「MO1」の構築と遺伝子 |
[3.2] 拡張した記憶戦略モデル「MO2」の構築 |
[3.3] 拡張した記憶戦略モデル「MO3」の構築 |
[3.4] 拡張した記憶戦略モデル「MO4」の構築 |
第4章 |
遺伝的アルゴリズムによる世代交代のプロセス |
[4.1] 5つの遺伝子コード |
[4.2] 相手の他の戦略ではどうなるか |
[4.3] 進化の要因 |
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[5.1] 遺伝的アルゴリズムの処理プロセスと流れ図 |
[5.2] 突然変異のない場合の遺伝的アルゴリズムの処理プロセス |
[5.3] 突然変異のある場合の遺伝的アルゴリズムの処理プロセス |
[5.4] モデルの拡張(「エリート選択」の導入) |
[5.5] 本格的な遺伝的アルゴリズム[1] |
[5.6] 本格的な遺伝的アルゴリズム[2] |
[5.7] 比較検討 |
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[6.1] ナップサック問題例 |
[6.2] 「総当り法」による導入 |
[6.3] 遺伝的アルゴリズムによる解法[1] |
[6.4] 遺伝的アルゴリズムによる解法[2] |
[追加資料1] 第1章の追加プログラム |
[追加資料2] 第2章の追加プログラム |
[追加資料3] 動的計画法による解法(ナップサック問題への挑戦) |
[追加資料4] JAVAプログラムに挑戦 |
[追加資料5] 試合回数の決定問題 |
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索引
●本書サンプル・プログラムを収録
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
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