アルゴリズムの強化手法を探る
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池 泰弘 著
2007年 4月26日発売
B5変型判
240ページ
[CD-ROM付]
価格 \2,090(本体 \1,900)
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ISBN978-4-7775-1241-6 C3004 \1900E
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先日、東北大院生の保木邦仁氏が開発したコンピュータ将棋プログラム「Bonanza」(ボナンザ)とトッププロの一人、渡辺竜王の公開対局が行なわれました。結果は人間の勝利に終わりましたが、コンピュータ将棋の成長には数多くの驚きと賞賛の声が寄せられました。
また、今月の5月3〜5日には、世界コンピュータ将棋選手権が開催されました。
このように、今、「コンピュータ将棋」は大きな動きの中にあります。本書はそんなコンピュータ将棋のアルゴリズムを、一から解説しています。
本書では、使用言語をJavaにすることで、プログラムが軽量化され、より広い環境で使えるようになっています。
また、将棋のルールや駒の動かし方から説明しているので、将棋がよく分からない人でも手軽に読むことができます。
CD-ROMには本書掲載の将棋プログラムも添付しているので、プログラム制作の参考になるのはもちろん、将棋プログラムの実際の動きを見ながらアルゴリズムの作成を学べます。
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■ 主な内容 ■ |
はじめに
2-1 基本的な定数の定義 |
2-2 「局面」の表現方法 |
2-3 「位置」の表現方法 |
2-4 「手」の表現方法 |
2-5 局面での合法手の生成 |
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3章 |
簡単なユーザー・インターフェイスと思考ルーチンの実装 |
4章 |
「局面の評価」の実装と「思考ルーチン」の改造 「将棋」のルールの実装 |
5-1 先読みをする |
5-2 MinMAX法 |
5-3 αβ法とは |
5-4 「MinMAX」と「NegaMax」、「αβ法」と「Negaαβ」 |
7-1 定跡とは |
7-2 定跡データの保持の方法 |
7-3 定跡通りに指すためのプログラム |
7-4 定跡データを用意する方法 |
9-1 中終版での駒の評価 |
9-2 実際のプログラム |
10-1 指し手の評価 |
10-2 αβ法と組み合わせる |
10-3 手法の評価 |
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11-1 ハッシュ法とは |
11-2 将棋におけるハッシュの方法 |
11-3 乱数を用いたハッシュ表の生成 |
11-4 ハッシュ法を用いた高速化 |
12-1 CSAプロトコル |
12-2 CSAプロトコルの実装 |
13-1 スレッドとは |
13-2 通信や相手の入力などを待ちながら思考する |
終章 索引
特別付録CD-ROM for Windows XP |
●サンプル/リスト ●Java2SDK ●CSA将棋 ●将棋道場 ●うさぴょん を収録
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
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