通信の基礎から「リモートアクセス」「拠点間接続」まで
|
大澤 文孝 著
2006年 4月20日発売
B5判
176ページ
定価 ¥2,530(本体 ¥2,300)
|
ISBN978-4-7775-1203-4 C3004 ¥2300E
|
 |
自宅にいながら会社のファイルを読み書きしたり、会社のプリンタから印刷したい・・・。しかし、インターネットでの通信は、覗き見られる可能性があるため、セキュリティを考えると、そのような行為は一般的には推奨されません。ところが、それを実現する方法があります。その方法とは、暗号化して通信する「VPN」(仮想専用線)を使うことです。その一種である「ソフトイーサ」は、専用機器を必要としないソフトで、無料で公開されたこともあり、大きな話題となりました。
従来からVPN技術はありました。しかし、専用機器が必要だったり設定が複雑だったりして、敷居が高いものでした。その敷居を一気に下げたのが、「ソフトイーサ」です。このたび、「ソフトイーサ」はテスト期間を終了し、「PacketiX VPN」(ソフトイーサ(株))としてデビューしました。
そこで本書では、「PacketiX VPN」を使って、パソコンからリモートでネットワークへと接続する「リモートアクセス」と、支社などをインターネットで安全に接続する「拠点間接続」を実現する方法を、ネットワーク構成を図示しながら、わかりやすく説明します。具体的な設定まで取り上げた本書は、類書がないだけに、実際にVPNを構築するユーザーには大いに参考になるでしょう。
|
|
■ 主な内容 ■ |
1.1 「PacketiX VPN」でできること | 1.2 Ethernetを忠実に再現する「PacketiX VPN」 |
1.3 「PacketiX」の種類とライセンス | |
2.1 TCP/IPの基礎 | 2.2 「PacketiX VPN」はEthernetを仮想化する「PacketiX VPN」 |
2.3 まとめ | |
第3章 「PacketiX VPN Server」を構成する |
3.1 「PacketiX VPN Server」の設置場所 | 3.2 「PacketiX VPN Server」のインストール |
3.3 「PacketiX VPN サーバ管理マネージャ」を使った管理 | 3.4 「仮想HUB」にユーザーを作る |
3.5 その後に必要となる設定 | |
第4章 「PacketiX VPN Client」でリモートアクセスする |
4.1 「リモートアクセス」を実現するための構成 | 4.2 「PacketiX VPN Client」のインストール |
4.3 「仮想LANカード」の作成と、接続設定の作成 | 4.4 「PacketiX VPN Server」に接続する |
4.5 「仮想HUB」をブリッジする | 4.6 「リモート接続」のまとめ |
第5章 「PacketiX VPN Bridge」で拠点間を接続する |
5.1 拠点間接続を実現するための構成 | 5.2 「PacketiX VPN Bridge」のインストールとブリッジの設定 |
5.3 「PacketiX VPN Server」側で受け入れ体制を整える | 5.4 「PacketiX VPN Bridge」と「PacketiX VPN Server」をつなぐ |
5.5 「PacketiX VPN」を構成したあとにすべき設定 | 5.6 拠点間接続のまとめ |
第6章 高度な「PacketiX VPN」の使い方 |
6.1 「ユーザー」認証の方法を強化する | 6.2 「仮想HUB」のセキュリティを強化する |
6.3 正しいサーバと通信していることを確認する | 6.4 「セキュリティポリシー」で、ユーザーができることを制限する |
6.5 高度な「接続オプション」 | 6.6 「PacketiX VPN Server」を日々管理する |
6.7 まとめ | |
[Appendix A]
「Windows Server 2003」で、「経路情報付き」の「DHCPサーバ」を構成する |
[Appendix B]
索引
※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。
|
|
 |

|