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「免疫」の仕組みがわかる!
抗体科学入門
岡村 和夫 著
2006年 1月24日発売   A5判  192ページ 定価 ¥2,090(本体 ¥1,900)
   ISBN978-4-7775-1192-1 C3047 ¥1900E
 この本のテーマである「抗体」は、生体内において「免疫」という生体防御機構で働いている高分子です。
 「抗体」はアミノ酸がたくさんつながって出来ています。「抗体」は、当初は感染予防に役立つ不思議な分子のように思われていましたが、研究が進むにつれて、「感染菌」など自己以外の物質に結合する能力のある分子群であることが分かりました。もはや、「抗原・抗体反応」は摩訶不思議な生体の感染防御機構ではなくなったのです。特に「抗体」の科学が進展したのは、1976年にケラーとミルスタインが生体外において「モノクロナル抗体」の作製に成功してからで、現在その応用は、医療分野にとどまらず、さまざまな分野へ進出しています。
 本書では、「免疫」を説明しながら、この分子の基礎と応用を中心に述べています。
■ 主な内容 ■
 CONTENTS

 はじめに

 第0章 免疫と抗体
[ 1] 生体防衛反応[ 2] 自然免疫
[ 3] 獲得免疫機構[ 4] 白血球
[ 5] リンパ球系細胞[ 6] 単球(単核球)系細胞
[ 7] 顆粒球系[ 8] 抗体について

 第1章 抗体科学を知るための基礎知識
[ 1] 抗体の種類と構造
 ■ 抗体の「タンパク質」の部位について ■ 抗体における糖鎖構造
[ 2] 抗体の基本的な性格づけ(charactetization)
[ 3] 「抗体」の「抗原親和力」の由来
 ■ 一般的な「分子間力」の由来 ■ 「ファンデルワールス力」としての評価
 ■ 「水素結合」および「疎水効果としての評価 ■ 「生体高分子間」の「分子間力」のオーダー
[ 4] 抗体の抗原親和力の測定法
 ■ 相互作用の見つけ方 ■ 「結合力」の定量
[ 5] 資料
 [1] 「力」と「仕事」 [2] 基本定数表
 [3] 分子間力の大きさ [4] Van der Waals半径
[Column]
 ・新しい「タンパク質精製方法」・・・「His-Tag」を利用する ・DNA2重らせん構造

 第2章 抗体とは
[ 1] はじめに[ 2] 抗体の生体防御機構における位置
[ 3] 「抗体」の多様性について復習[ 4] 「抗体」はどうして自己に反応しないのか
[ 5] 一度かかると二度かかることがないのはなぜか?
[ 6] 「抗体」は「抗原」(感染物質)と結合した後、どう代謝されるのか?
[ 7] 「抗体システム」のトラブル �� (「抗体」と「アレルギー」)
 ■ クームズ&ゲルの「アレルギー」の分類
[ 8] 「抗体システム」のトラブル �� (「自己免疫疾患」と「抗体」)
[ 9] 「抗体システム」のトラブル �� (「マラリア」抗体からの逃走)
[10] 抗体の進化について
[Column]
 ・「臓器移植」と「MHC」(HLA) ・「アレルギー」と「抗体」 その��
 ・「アレルギー」と「抗体」 その�� ・ハチに刺されない工夫

 第3章 抗体科学の応用
[ 1] 医療用抗体[ 2] 「抗体」を応用した「疾病診断」と、その周辺
[ 3] 分子認識化学[ 4] 「酵素反応」に「抗体」を用いる(抗体酵素)
[Column]
 ・癌と免疫

 [付録] 用語集
 索引

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